hatomi blog

つれづれ

意外な出会い

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ヨーロッパのいくつかの国をめぐる旅行に出かけてきて、意外な出会いを得たので書き留めておく。

まず偶然に、いつもは格安航空券の中でも短いフライト/長いフライトで済む中国乗り換えを使うのだが、色々な都合で今回アブダビ空港で乗り換えになった。

 

UAEアブダビ。旅客機を降りた外気は41度、メガネが一瞬で曇った。

 

そこで長い乗り換えのための待ち時間を過ごしているあいだに、色々なムスリマイスラム教徒の女性)の服装の人々を見かけ、また、家族で待ち時間を過ごしている様子を身近に見て なんだかとても興味が湧いてきた。

 

待ち時間はとても長いので眠気につきあって短く眠ったあと、よい読み物のウェブサイトをみつけた。

 

muslimnewspaper.org

 

このページの中にある、中田香織 著作物>>『イスラムの息吹の中で』というページからハビーバ中田香織さんの書く美しい文章を読むことができる。

 

なんとなくぼーっと読み始めて、彼女の飛び込んだムスリムの世界の美しさなのか彼女自身の魅力なのか、文才なのか(全部だと思うけど)に触れて驚いた。とても素晴らしい文章なので誰かに勧めたくなった。

 

そもそも気になったのはアブダビ空港ですれ違う女性たちの身につけるヒジャブやゆったりとしたシルエットに優雅さを感じたからだった。

また、ブルカと呼ばれているであろう目だけが見える装いの中がどうなっているんだろうか?という興味で少し調べたら彼女の文章に出会ったのだった。

 

検索して最初に読んだ文章がこれです

muslimnewspaper.org

 

 

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最近、よく資本主義経済に巻き込まれて人間性を失っておかしいという自己(の所属する社会)批判を口にする人に出会うけれども、世界中で二番目に信者の多い宗教がこのような超近代化して人間を疎外するような状況に抗う構造になっていることはとても興味深いと思ったのでした。

もちろん原理主義ムスリムムスリマでなければ柔軟に資本主義経済に巻き込まれた働き方をしている人も大勢いるということは 国際空港で働いている人々を見ていれば分かるのですが。