テレビ線から遠いところでテレビを見る ~nasneとFire TV stickを使って~
この記事はnasneとFire TV stickを接続してモニターでテレビや録画視聴環境を作ったことを紹介しています
コンテンツからどうぞ
プロローグ
わたしの家ではかなり前から、シャープのファミリンク機能を搭載した小型テレビをキッチンの壁にかけてテレビを見る習慣があった。以下のような商品。
しかしこの親機をテレビ線の近くで配線し、子機(モニター)は電源接続するだけという商品は小型しか存在しない。
近視なので小さいテレビを眺めるのがつらい。もっと大きいサイズで無線のテレビがみたい!!なぜ売ってない!?
ということで、たまたま大型のモニターが手に入ったのでそれを壁にかけて
amazonのFire TV stickとSONYのnasneを使用してテレビ視聴環境を作ることにした。
使っている機材
・モニターはPC用のものでiiyamaを使っています
・音声出力がショボすぎるのでBOSEの本来はbluetooth使用できるスピーカーにAUX線をぶっ刺して常時充電して使用
・壁掛け金具の下に、スピーカー置き(100均のブックスタンドを細工)設置
・モニターのHDMI入力のところにFireが刺さってます
・Fireのアプリとして、DIXIM PLAYを購入して使用
・nasneに接続しています
物理的な設置について
うちの場合は壁にかけているので、石膏ボードの壁は大型モニターひっかけられるほどの強さがないことが多いので要注意。下地をちゃんとセンサーとか針で探すか、私の場合は今回手すりとかの下地作りに使える下記の商品を使用しました
あとは先に紹介した壁掛け金具を説明書通りに設置。壁掛け金具は、モニターの規格と同じかどうかだけ要確認です。
なお、うちはモニター内蔵スピーカーがショボすぎてスピーカーを別に置くことになったため、不思議な感じでモニター壁掛け金具の下にスピーカー置きをつけました。
もうひとつの物理的な準備としては、nasneをしっかりテレビ線に接続。我が家の場合はBSのためにテレビを見ているようなものなので、しっかりBS線接続。
ソフトウェアについて
Fire TV stick用のDIXIM PLAYを購入して使用しています。
デジオンさんという国内のソフトウェアメーカーさんが開発してくれたこのアプリのおかげて、この視聴方法は可能になっています。
つまり、このソフトのサポートとかが終了するとやばいことになるので、是非今後ともサポートをよろしくお願いします!デジオンさん!頼りにしています!ライブチューナー機能をつけてくださってありがとうございます!!
なお、DIXIM PLAY起動時画面はこんな感じ。Fireがつかんでいるwifiと同じwifiに接続させているnasneが表示されます。
なお、nasneの初期設定はうちの場合はPS3があったのでそれでやりましたが、スマホアプリのトルネでも可能なはずです。
DIXIM PLAY > nasne > ビデオ > ライブチューナー > 地デジやBS選ぶ
というふうに選択していくと、こんなかんじの選局画面で、番組視聴できます。
デメリット
最大のデメリットは、2018年11月購入のFire TV stickの性能の問題なのか、
テレビがたまに「バッファリング中」となってグルグル止まること
でも体感としては30分番組をみている最中に1~2回、1分程度止まっている感じなので
まあ私個人はそんなに気にならないです。
逆に、そうやって止まると、「イカンイカン、テレビ見てる場合じゃなかった」てなる
でもたぶんFireの処理速度の問題なので、今販売しているやつに買い替えたら解消するのかな~ けっこう性能違うらしいですもんね。下記参照
デメリット2
もう一つのデメリットはザッピングしにくいこと。
選局中、先の写真のような画面なので静的に文字情報から選ぶことになる。
しかしこれも個人的には嫌いじゃない。ザッピング中にすら遭遇したくない嫌いな芸能人のチャンネルに絶対出会わなくて済むから。
デメリット3
Dボタンが使えないこと
たま~に参加型で投票してね!とか番組で言われると、Fire TVのリモコンを握りしめる。ボタン無え~!と。
ま、しかしこれも個人的にはどうでもいい(以下略)
メリット
メリットは、nasneで録画してあるコンテンツを視聴できること
つまり、nasneに連動させたiPhoneのトルネの画面で録画予約したりできるので、出先で録画予約した番組を見ることもできるし、このモニターで見ていた番組の続きをiPadやiPhoneから見るということなども可能。
nasneの便利さの恩恵を受けられるということですね。
また、nasneやDIXIM PLAYのアプリとは関係なく、Fire TVそのものとして使用してアマプラを視聴できることも便利。
Dボタンはないけど、アレクサに話しかければ天気ぐらいは答えてくれます。
==
以上、テレビ環境についての紹介でした。
今後似たような視聴環境を作ろうとしている人のお役に立てれば幸いです。
シダキュア
シダキュア、それはスギ花粉アレルギー対象者のための免疫療法に使う錠剤。
錠剤と言ってもとても柔らかく、舌下に置けば1分と経たずに溶けてなくなる。
そう、舌下免疫療法をはじめました。
色々書きたいことはあるんですけど、まあだいたい要点をまとめていきます。
- 開始の注意事項
まず、血液検査をして本当にスギ花粉へのアレルギー反応なのか確かめます。舌下に置くのはスギエキスみたいなものなので、スギアレルギーじゃないのにやっても意味ないので。
また、今年の7月?以降からは長期処方が可能になるらしいのですが、まだ認可されて間もないとかの関係で、2週間に1回、受診して処方してもらうのが必須です。これ、けっこう難しいですよね~。私は幸運にも家からほんの数メートルの内科で取扱始めてくれたため、なんとか対応できています。良心的なお医者さんでとても助かっています。
あとは毎日服用すること。また、後述しますが初期は副作用反応の万一のために朝の時間帯の服用が望ましいということで、慌ただしい朝はほんと忘れます。私はアラームを活用してなんとかギリギリ、、というところです。
ちなみに舌下免疫療法薬品として処方されるのはわたしのやってるシダキュアのほかにシダトレンというのもあるらしい。が、これは自分で量を計って服用する必要があるとかで、細かいこと、朝が苦手な私にはとても無理なのでシダキュアの、ただめくって口の中に放り込めばいい設計には大変助かっています。実際、電車の中などでリマインドの通知に気づいて慌てて服用したりしてます。
なお、味はしません。まあ、口腔崩壊錠だな、、って感じです。 - かかるお金
血液検査はお金かかりました。5000円くらいです。また、初回は服用してアナフィラキシーショック反応とかが出ないか院内で確認したりしてもらうため、2000円くらいかかりました。
2回目~は、受診に約500円、薬の処方(2週間分)に約1000円、というところです。月におよそ2回受診+処方なので毎月3000円程度の出費です。(自己負担3割の健康保険です)
まあこれは年に3ヶ月間ぐらいアレロックだけ飲めば別にいいっていう人にとっては高いかも知れません。が、私の場合、抗ヒスタミン剤を飲んでも全く普通に生活できない症状の重さに苦しんでいるので、それが和らぐ可能性があるならかけてみたいと思って始めた次第です。あと、長期処方してもらえるようになれば、受診費が下がるので、もう少し安くなるはず。 - 悪夢の副作用
で、ここからが服用した感想というか報告。副作用ですけど、めっちゃありました。
シダキュア2000という緑の包み紙のやつを14日?くらい続けた後(10日くらいかも。医師の指示に従っていただけです。)、シダキュア5000へと変更しました。
シダキュア2000の時、副作用は別にありませんでした。すぐ溶けるな-って感じです。しかし、シダキュア5000にしてからは、最初からまず耳の穴が痒い!ベロの下が腫れる!なんか熱をもったように、シダキュアを置いた場所が熱くなって、腫れるのです。とはいえ、30分くらいで感じなくなりました。
そして2回目のシダキュア5000服用時、なんか喉の奥がすごい痒い感じになっただけでなく、イガイガ・・・。こういうときは無理しないで一緒に処方された抗ヒスタミン剤を飲めばいいかな?と、アレロックを水で飲もうとしたのですが、飲み込みにくい(つばも飲めない感じ)になってしまって、あっこれはマズイぞ!?と危機感。
そういう時は、、と、お守りとしてね!と処方されていたセレスタミンを心をおちつかせて深呼吸してゆっくり飲みました。結論から言うとセレスタミン飲めば余裕やろ!というプラセボからなのか、耳の痒みとか舌下の腫れ感はあったけど、やはり30分ほどで気にならなくなったので、しばらくの我慢かな、、と様子をみることに。3回目以降、やはりシダキュアを置いた場所そのものが痒い+腫れっぽくなるのがおよそ30分続くのみで重篤な副作用にはなりませんでした。
痒さ、腫れ感という副作用が出た時は、あまり深く考えずアレロックを飲みました。嫌になって続けられないほうがもったいない感じがしたので。で、20日くらいして、あるとき、全然服用しても何も感じないことに気づいたのです!いやー、それには感動しました。もう花粉症が治ったみたいな気分になった。早い。
副作用を感じなくなってからはなんの抵抗もなく毎日続けられています。 - 効果について
まあそういうわけで、お金もかかって副作用も出て今の所いいことないけど、効果はあるのか?と。しかし、効果はまだまだわからないのです。なぜなら、3年間服用しないと効果があるかはわからないとされているのだそう。とにかく、免疫療法をしたところで、効果は人ぞれぞれ。。いろんな結果になるらしい。
・花粉の時期に以前と変わらず同じぐらいつらい症状が出続ける人
・服用をやめると変わらず同じつらい症状が出続ける人
・服用していれば多少症状が和らぐ人
・(3年間服用ののち)服用しなくても症状が和らぐ/ほぼない人
と、本当に色々な人がいるのそうだ。
まあ私はまだはじめて6ヶ月、舌下免疫療法開始後、初めての花粉シーズンを迎えているわけなので、結果といえるようなものではありません。が、今のことを率直に書けば、、症状は、和らいでいる気がします。希望かもしれないけど。
具体的に言うと、1月を過ぎると気候のいい日に外出先で水のような鼻水が止まらなくなることが常だったのが、むずむずしてクシャミとかはでるものの、ティッシュは使わない(鼻水っていう感じではない)かな。。。?という状態。
まあでも今後4月以降が本番なので、まだわからないですね。ともかく、少しでも症状が和らげばいいな、、と。完治してほしいとか、高望みすると効果が薄れそうなので、慎ましくいようと思います。。
今後は長期処方されるので楽になるかなーという目論見です。花粉のシーズン、がんばりましょう~~
Etch a A Sketch
家にずっとあって、しょっちゅうというわけではないが
時々、気が向いたときにクルクル回して絵をかくおもちゃ・・・
といえばEtch A Sketchですよね
なるほどこういう仕組みで動いているのか。
ということはですね、長年?愛用してきた私のEtch A Sketchさんは
左のノブを回しても線が描かれなくなっていることから、
中でワイヤーかその周辺に何らかの不具合が起こっていることが想像できる。
のだが、いかんせんアルミニウムパウダーが入っているし、開けるのは藪蛇。
この、iFixitというユーザーがこうやって直したよを報告しあうナイスなサイトでも
etch a sketchについては開けて修理するのはおすすめしないという投稿があった。
(いや、できたよ、という人もいたけど、とても本格的な器具を使っている内容で今回私には無理だと判断)
ということで、好きなものだし買い直すか~とアマゾンをみたのだが
?!
たかっ
しかもこれ、今自分が持っているのとおなじpocketタイプなので
11 x 9センチくらいのコンパクトなやつなのに。
いや、大きいサイズのは欲しくないけど。。。
しかしこれは高すぎる 困ったなー
誰か日本で できたら首都圏エリアでEtch A Sketchのポケット版が
普通の値段(アマゾンドッドコムだと10ドルぐらいだから、せいぜい2000円以内)
で売ってるのを知りませんか・・・?欲しいです
なんかでも調べるといろいろ別カラーとかもあるんだなかわいい。
自分の持っているやつも、実は普通のカラーじゃなくてとても気に入ってたのに。。
探しもとめてみます
Bury me, my Love
- Bury me, my Loveというゲームをやりました。
Bury me, my Love – A Story of Love, Hope and Migration
概要:シリア人の主人公の女性とその夫である「私」がテキストメッセージを交換していく。主人公のNourは単身、シリアを脱出し、ドイツを目指して不法入国、移動していく。
最初に設定は明らかにならないが、最初に彼女のセルフィーが送られてきたり、家族のエピソードが挟まることで状況が明らかになっていく。
タイトルの「Bury me, my Love」は、buryは埋葬なので、埋葬してね=転じて、私より先に死なないで、私の愛する人、という意味の挨拶からきているらしい。
- 知ったきっかけ
年末に何気なく見ていたNHKの「日本賞」表彰式という番組で「日本賞」というのが優れた教材に与えられるのを知った
そこで受賞していた作品が、個人的に関心があるテキスト形式のゲームだった
年末年始休みでやろうと思ってダウンロードしてはじめた
ドイツとフランスのメディアが協同して実際の取材に基づいて作られていること、2016年の設定ということで既におよそ3年前にはなるが、近年の社会問題について知るきっかけになればと思った - やってみて(ネタバレを含みます)
19通りのエンディングがあるらしいので、再びやってみようとも思うが一度終えた感想を書く。
- Real Time モードの効果
このゲームは通知をONにして"Real Time"モードにしていると、難民として故郷を去った自分の妻が「おやすみ」と言ってから数時間は連絡が取れなかったり「じゃあカヌーで漕ぎ出すから、幸運を祈って」といってしばらく音信不通になるのを経験することになる。
年末、忘年会の席にいながら3月の寒いヨーロッパの海に漕ぎ出したNourからの返事が来た時、安堵したと同時に、同じような不安や最悪の事態が別にこのゲームを私がたまたまダウンロードするしないにかかわらず、これまでもこれからも現実には存在していることを考えた。今、この瞬間にも、ボートで海を渡った結果低体温症で命を失ったり、あるいは不法入国者を咎められてキャンプに送られたりする人間が現実に後を絶たないことは、知識として知ってはいても、自分のiPhoneに通知がくるという効果によって「今」起こっている出来事であることが強調された。
- ユーラシア大陸についての無知の自覚
私が今回たどり着いたエンディングにおいて、Nourは出発後、おおまかにこんな足取りだった。ゲームの中で地図も表示されるよ
シリアのHoms → トルコのBeiruit → トルコのIstanbul →トルコのEdrine →(カヌーで!)→ ギリシャのAlexandroupoli 、 Idomeni → セルビアBelgrade →(1990年頃のボスニア紛争による地雷地帯を歩いて)→ クロアチア →(フェリーに隠れて)→ イタリアのAncora、ネットの同乗者募集サイトを使ってイタリアのVintimille → 山を歩いてフランス国境越え色々あり → ニース、マルセイユ、カレー(Calais Jungeと呼ばれるカレーに作られた難民キャンプ)
ここまで移動したところで彼女との連絡が途絶えてゲームエンドしてしまいました。バッドエンド。
正直言って、西ヨーロッパへの旅行経験とうっすらとした世界史の知識だけしか持ち合わせておらず、彼女がどこを旅しているのか全くわからなかった。
途中からあまりReal timeモードにこだわって会話の特に地理的、政治的な問題を追えずにNourに返事をすることが不誠実だと感じてFastモードに切り替え、ネットで地名や難民キャンプの状況、事件を検索しながらすすめた。
たったそれだけで、これまでニュースを見ても全然見えてこなかった、「現実にそれがある感じ」がとても増した。 - 残酷なこと、が現実の社会にあること
カヌーでトルコからギリシャに渡ったり、クロアチアの地雷地帯を歩いて国境越えする彼女に「you are insane!」と選んで返事をしたら、シリアに居ても同じぐらい危険なんだし、と返事が返ってきたのだった。他にも悲しい、残酷な出来事がいくらでもあった。
同時に、そうした残酷な出来事が普通の私の知っているヨーロッパの、というか普通の自分の知っている現代社会の雰囲気と同居していることがとても印象的だった。彼女はネットで同乗者検索サービスを使ってヒッチハイクをしたりもする。何度か登場した、彼女を乗せて運転する人間たちは生まれながらにユーロ圏の市民権を持つ人間で、旅行としてヨーロッパを移動したりしている。国境を越えるのに問題はない人間と、そうではないNourたちは、常に隣人なのだ。このことは恥ずかしい限りだが、なかなか自覚しがたい。
そして私のプレイしたストーリーでNourはあるヨーロッパ人の身分証明書類を盗むという罪を犯すのだが、彼女の切迫した状況でそれをしないことができるだろうか、という問いも設定されている(と感じた。) - ディテール、個人を通じて見えてくる世界
ギリシャでとりあえず30日の在留許可をもらったり、NGOや赤十字のキャンプが登場する。その度に検索すると、実際の難民キャンプの様子を写真で見ることができる。IdomeniもCalaisも検索すればその場所の困難さをすぐに知ることができた。が、Nourが居るという手がかりがなければ、私はその場所について調べなかったと思う
世界情勢は混乱している。ディテールは十数年にわたって複雑さを極めて、そういったニュースから置いていかれて久しい気分の自分には重たすぎる、と思うのは私だけではないはずだ(きっと)。
しかしこのゲームを通して僅かながら地理的、時系列的という限定された手がかりではあるが、今、世界にある問題について多少なりとも知りたい、知ろう、という気持ちがすんなりと湧いてきた。それは他でもない、(それが取材に基づいたフィクションだったとしても)顔の見える個人とのコミュニケーションによるものだからだと想像する。
もちろん、Nourと英語で会話できること(残念ながらまだ日本語版はない。でも、きっと母国語でやりとりしたらもっと変わる気がする)、彼女がユーモアと勇気に溢れる共感可能な人物であることが負うところは大きいと思う。
それでも、特定の個人という知ることのできる範囲から知っていくことが設計されたこのゲームのデザインは秀逸だと思った。自分の住んでいる地域や今では詳しいことでも、全てが個人的な知り合いや自分個人の体験から得た情報を中心に構成されている。
複雑で、相関的な出来事であるからこそ多角的な視点で知らなければと身構える世界情勢、難民、国際問題・・・という内容だが、その当事者個人に関心を寄せるところから「知る」ことの扉が開ける場合があると感じた。自分にとっては、かなりそうした体験をもたらすゲームだった。 - ほどほどな英語の勉強にもなる
英語モードでしか今のところないからだけどtextingの省略?とかへーっていうのがあった。しかも返信は自由文じゃなくて選択だから読むのならなんとか、、って感じで大丈夫
という感じでした。何度もプレイできるので、次は彼女に無事に在留資格が与えられ、仕事や家が手に入ったよ、、というようなところまで見てみたいものです。難しいのかなあ。
花粉症に関するメモ
花粉症を発症してかれこれ15年くらい経ちますが、今年は本当に苦しいです。
主な花粉症の症状は鼻炎(鼻水、くしゃみ)で、あまりにひどくて1シーズンに2回くらい副鼻腔炎とか中耳炎を併発させて喉までやられて発熱したり、けっこう症状は重い。
目のかゆみもそこそこある。ひどいときは耳の穴とか喉もかゆい・・・。
今後こんなに辛い春が繰り返されるのであれば根治について考えていきたいのでメモを
- 今まで経験したことのある治療や対処法
- 対処療法(抗ヒスタミン剤)
アレロック(オロパタジン)、ヒスタブロックを長年飲み続けてきたが今年から ビラノアを飲み始めました。一日一回と言われつつも夕方になると効かなくなることが多く、その場合はアレロックを飲み足しています。
- 鼻の粘膜のレーザー治療
確か2011年か2012年の冬、花粉の本格的なシーズン前に焼いてもらった。
ミディアムレアに粘膜を焼かれて変な匂い・・・ってなったり、少し鼻血が出たりとそれなりに不快感を味わいつつ無事に焼いてもらったのだが、その年、予想に反して全然花粉が飛ばなかったので効果がよく分からなかった。
私の場合は翌年以降効果は続かなかったので、うやむやになっている。 - 漢方
今年から、ものは試しと二種類の漢方を飲んでいる。一つ目は「小青竜湯」という漢方。酸っぱい感じの味で、個人的にはキライな味ではない。効果は今のところ実感できていない(漢方は継続しないと効果は得られないらしい)。
鼻炎に効果のある漢方とのことで慢性的にも鼻炎なので今後続けて症状が緩和するのは期待できるのかも知れない。
二つ目の漢方は「黄連解毒湯」というもので、色々な効果があるものらしいのだが、私の場合は目をはじめ、顔が全体的に痒くて辛いという症状を訴えたことから処方されていると思われる。こちらは多少効果を感じる・・・かも知れない。目薬を使っていることもあってか、止められなくて一晩顔を掻きむしる(ひどい)ことはなくなった気がする。
- スプレー類
ihadaのスプレーと、フマキラーのエアミスト。
どちらも頂きもので使っているのだが、資生堂のihadaのスプレーは多分エタノール系で、うっかり顔の近めに(と言ってもそのためのものだが)かけすぎるとゲホゲホなる。フマキラーのほうが水っぽい感じで個人的には使いやすい気がする。
なお、効果は・・・。正直よくわかんないです。なんでもいいから軽減させたくて毎日ふりかけてます。
- 未経験の治療
- 舌下治療(免疫療法)
最近メジャーになりつつある免疫療法の一つ、舌下治療。
以前は自力でパンくずに花粉のエキスを染みさせて・・・ということをしていた人も見聞きしましたが、製薬会社が錠剤を販売しはじめたみたいですね。
既存の舌下治療薬はスギとダニの二種類とのことで、ヒノキとかハンノキとか色々ある人には効果が薄いそうです。
私はヒノキもかなりアレルギー対象なので、スギだけ免疫療法で改善させてもあまり意味がないのかな?いや、スギだけでも治せば楽なのか・・・?と二の足を踏んでいるうちにまた次の春がきてしまいそう - 花粉米(免疫療法)
「経口型アレルギーワクチン“スギ花粉米”の有効性」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/stomatopharyngology/30/1/30_5/_pdf
花粉症緩和米の田植え見学会がひらかれました(つくば)
まだ市場に出回っていないが、腸から吸収は免疫反応がでなくなるから、花粉の遺伝子を持った米を食べれば良いということで米を作っているらしい。
効果を得るにははそれなりの量を食べなければいけないらしいし、米の新種を開発して栽培してっていうのをしているうちに、スギを全部切ってくれたら良いのにと思うのは身勝手な暴論なのだろうか。
- まとめ
対処療法を組み合わせつつ、舌下治療の免疫療法を今後試してみようかなと、色々な状況をまとめて改めて思いました。
「最後だとわかっていたなら」本当にそうする?
別に曲を聞いたわけではないのですが、ニュースをふと見ていて、気になったことを書きます。
とある歌手の方がある程度有名な詩の日本語訳を歌っているよという内容です
そのある程度有名な詩というのが息子さんを事故で亡くしたアメリカ人女性
がかいたという詩です。下記に全文がありました
もちろん突然に最愛の人を亡くすことは辛いことだし、なかなか乗り越えられることでもないと思う。
できればそういう出来事が誰の身にもふりかかなければ良いのにと思う。
と、いうことはもちろん思った上で一つ考えたいのは
この歌詞が強調するように「最後だとわかっていたなら」することを
本当にするだろうか?ということ
というのも、突然の事故死が辛いのと同じように、ほとんど希望を持つことが難しいとわかっている病気になってしまった身内を見守り、そしていずれ見送るということも同じように辛いからだ。長生きするのはかなり厳しい病気であることがわかったときにそれを本人とどう分かち合うかということはとても困難だ。
がんが長らく宣告されない病気だったということからも、その難しさは分かるだろう。
先述の詩ではこう歌われているはずだ
If I knew that this would be the last time I would hear your voice, I’d take hold of each word to be able to hear it over and over again.
私は最愛の身内の声を聞いたり笑っているところがこれが最期かも知れない、そうかも知れないと思いながらも、結局ビデオをとったりすることはできなかった。
同じ病気で家族を亡くした友達に、後から家族で見ると励まされるから関係ない時にビデオでも撮っておくと良いよと言ってもらっていたのに、そんなことをしてしまったら「それが最後みたいになってしまうから」できないのだ。
何度でもこれが繰り返されるというような顔をしていないと過ごせなかったのだから、「最後だと分かっていたらああしたのに、こうしたのに」と言われると
いや、本当にそうなのだろうか?と考えてしまう、というただそれだけだ。
愛する人に「録音するね、ハグするね、愛していると言うね」、だって「最後だから」なんて、できないのではないだろうか。
喪うことの重さに変わりはもちろんない、ということを断った上で
突然の別れについてのこの言葉の選び方は、難しい病気で遠からずいなくなる家族を抱える人には、誤解を与える要素があるのではないだろうか?と感じた。
だって、難しい病気の宣告を受けて「最後だとわかって」過ごすこと自体が辛いのだ。
その「最後だとわかってしまう」難しさ自体を、欲しかったものみたいに歌われてしまうと「最後だとわかっていた」自分たちは突然ではなかった分ラッキーだったのではないだろうか?事故など突然の別れをした人たちのほうが傷が大きいのではないだろうか?などど考えてしまう人もいるだろう。
私が言いたいのは、単に、そうではなくてどんな別れにも重いとか軽いとかは無いし、辛いことには変わりないし
だから「最後だとわかっていたら」何かしたと繰り返す歌を聞いても、
「最後だとわかっていても」何もできなかったことを後悔したり、もちろん恥ずかしいとか思わなくていいし、そういうふうにしか向き合えなかったんだからアレコレそんな言葉の言い回しに惑わされたりしたくないな、というただそれだけだ。
言葉にしなくても、同じようなモヤモヤを抱える人の多い言葉の選び方なのではなだろうか?特に音楽にのってしまったら無意識に聞くことになるし・・・。と思って書いた。
本
ホック二ーの『秘密の知識』
- 作者: デイヴィッドホックニー,David Hockney,木下哲夫
- 出版社/メーカー: 青幻舎
- 発売日: 2006/10
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この本は図版がたくさんある上に仮説としての
レンズなどの視覚装置を使って制作したであろうという
絵画がそのまま示されているのでとても良い
(普及版とかあるのにどちらも2018年春現在入手しやすいものはないっぽい)
クレーリーの『観察者の系譜』
- 作者: ジョナサンクレーリー,Jonathan Crary,遠藤知巳
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2005/11
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とか『視覚論』
- 作者: ハルフォスター,Hal Foster,榑沼範久
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2007/04/01
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とかジョンバージャーの『イメージ』
イメージ Ways of Seeing―視覚とメディア (パルコ・ピクチャーバックス)
- 作者: ジョンバージャー,John Berger,伊藤俊治
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 1986/03
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(文庫版もあるんですね しらなかった→
これらを読む時に参考図版のようなかたちであわせて読むととても理解が捗るののでは
普通に先に『秘密の知識』を渡されてからこれらのイメージに関する本にとりかかりたかったんだが?!という気持ち
希少本になりつつあって図書館のものしか見れないのが残念
何度でも見たいのにだな
また、イメージ論という意味で少し方向性が変わるものの
もっと専門的ではない語り口で一番良かったと思う本はこれだった
イコノロジーが何なのか?ものをみる、というたったそれだけのことに
いかに複雑なことが含まれているのかについて、現代社会を踏まえて説明されたいなら
すんなりこの本を読むのが、上で紹介したような芸術業界寄りの本から入るより良いかと
これはkidle版とかもあるので読みやすいのではないかと
何度でも当たり前のことに立ち戻りたくなる性格なので
若桑みどり先生が学生に語りかける口調の本は本当にありがたいですね
なんとなくの最近度々開く本について紹介でした