hatomi blog

つれづれ

ホック二ーの『秘密の知識』

 

秘密の知識<普及版>

秘密の知識<普及版>

 
秘密の知識 巨匠も用いた知られざる技術の解明

秘密の知識 巨匠も用いた知られざる技術の解明

 

 

この本は図版がたくさんある上に仮説としての

レンズなどの視覚装置を使って制作したであろうという

絵画がそのまま示されているのでとても良い

(普及版とかあるのにどちらも2018年春現在入手しやすいものはないっぽい)

 

 

クレーリーの『観察者の系譜』

観察者の系譜―視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)

観察者の系譜―視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)

 

とか『視覚論』

視覚論 (平凡社ライブラリー)

視覚論 (平凡社ライブラリー)

 

 とかジョンバージャーの『イメージ』

イメージ Ways of Seeing―視覚とメディア (パルコ・ピクチャーバックス)

イメージ Ways of Seeing―視覚とメディア (パルコ・ピクチャーバックス)

 

(文庫版もあるんですね しらなかった→

イメージ―視覚とメディア (ちくま学芸文庫)

 

これらを読む時に参考図版のようなかたちであわせて読むととても理解が捗るののでは

普通に先に『秘密の知識』を渡されてからこれらのイメージに関する本にとりかかりたかったんだが?!という気持ち

希少本になりつつあって図書館のものしか見れないのが残念

何度でも見たいのにだな

 

また、イメージ論という意味で少し方向性が変わるものの

もっと専門的ではない語り口で一番良かったと思う本はこれだった

イコノロジーが何なのか?ものをみる、というたったそれだけのことに

 いかに複雑なことが含まれているのかについて、現代社会を踏まえて説明されたいなら

すんなりこの本を読むのが、上で紹介したような芸術業界寄りの本から入るより良いかと

 

イメージの歴史 (放送大学教材)

イメージの歴史 (放送大学教材)

 

これはkidle版とかもあるので読みやすいのではないかと

 

何度でも当たり前のことに立ち戻りたくなる性格なので

若桑みどり先生が学生に語りかける口調の本は本当にありがたいですね

 

なんとなくの最近度々開く本について紹介でした